2013年5月17日金曜日

ワンオフ!

日本の実験室はめちゃくちゃ狭い。
まさしく「空間は金なり」です。

遺伝子スイッチグループ諸君からの,「乾熱滅菌機と乾燥機をどうにか縦積みにして場所を確保したい」という要望。既製品はどれもだめだと分かったので,オーダーメードの架台をつくることを決断しました。とはいえ後で分かったのだけど,じつは既製品の台と,オーダーものとは値段的に殆ど変わらないんですね。

あまりに空間マネージメントが難しい河合先生と大学院生が何度もシュミレーションして,「あるべき姿」を確定。それをもとに,昭和科学さんが,強度面を考慮したちゃんとした図面におこしてくれました。
もうギリッギリの空間マネージメント...
そして実装!
一ミリも無駄の無い思った通りの出来。Great Job, 河合先生,Great work, 昭和科学!
これでスイッチGroupのGNH(国民幸福量)は10% アップです。またお願いします!昭和科学さん!!
(a) 業者さんと池くんがいそいそ設置   (b) なんだか生活感でちゃってるなあ。
転倒防止のタイダウンのせいで,滅菌器が軽トラに乗ったバイクのように...
ん〜 でもなんだか,おもったほどオシャレな感じにはならなかった気が.... 新品なのにすでにウチの作業場の雰囲気にとけ込んじゃっている。まわりのオートクレーブやゴミ箱などに埋もれてしまったのが悪いのかな....まるで農道に停まっている新車のベンツみたい。嫁いできた場所がわるかった....。

......さてさて,雑務に戻るか.... sigh。


2013年5月15日水曜日

ネオモルガン研究所 藤田朋宏社長 千葉大で熱弁をふるう!



藤田朋宏さんが千葉大にきてくれました。

藤田さんは㈱ネオ・モルガン研究所の社長さんです。不均衡進化技術などを用いて「生物のちから」を限界まで引き出し,バイオ化成品やバイオ燃料の生産,環境保全などの分野で,次々に事業を拡大しているアツい会社です(紹介:フジプライムニュース  )

完璧に体系化されたマジ素晴らしい講演でした
講演タイトル;「起業について考える」
いろんな話がありましたが,一冊の本を完読するような濃密な90分でした。
僕が特に気に入ったのは以下の5つ(ん?殆ど?)
 * 人財別に,活躍する組織のタイプが異なること
 * 研究,開発,ビジネス,では,採否のロジックは大きく異なる
 * 人が動く時に喚起される3つのタイプの感情がある
 * 人が納得する時に重視する3つのことがらがある

研究室経営している自分にとっても,聞いて勉強になる話ばかりでした。
極めつけは:
 * 経営者の責任:関わっている人がみんな,持続的に幸せであること!

ぐへぇ〜
僕らの研究室の仲間たちは,ちゃんと幸せで居てくれているかしら。

ちなみにVB論の講師の中には,僅かな講演料のほぼ全てを西千葉で吐き出して帰る人が結構います。
今日の講師もそうでした....
後半戦はもっと良い話がきけたけど
アルコールのせいで全部忘れちゃった...











2013年4月24日水曜日

Terra Motors(株)徳重 徹 氏 熱く語る!

徳重さん(Terra Motors㈱ 社長)が千葉大で千葉大の院生たちに熱弁をふるいました。

「EVビジネスの創出と戦略」:日本の大手企業は,電機メーカーを筆頭に世界市場で苦戦を続けている。一方で,シリコンバレー,台湾のベンチャー,韓国勢は産業構造が大きく変化する分野で,リスクを取り市場を獲得している。破壊的技術でイノベーションが起こると言われているEV分野で,シリコンバレー経験者の起業家が日本ベンチャーの挑戦を語る(紹介:ReLife情熱社長産創館賢者tv 

徳重さんの哲学は,新著「世界へ挑め」に大変簡潔で分かりやすくまとまっています。若い人(できればちょっと就職前後のヒト)には大変お勧めですね。もと就職担当大学教員として僕が最も共鳴したのは,「大企業への就職」というリスクについての議論です。千葉大の学生たちは,殆ど大企業のメーカに就職しますが,それはラッキーなことでもある反面,ある大きなリスクをとることでもあることを,若者は認識しておく必要があります。そのことがこの本に書いてあります。


あ... すわって講義するんだ....
願わくば,もう少しテラモーターズの今のビジネスについて具体的に聞きたかったな.... 
梅:僕のところでも破壊的技術,ってやつを創ってるんだけど
徳:あらそう? それスーパー?20年くらいしたら話しよか

2011年9月7日水曜日

北海道

北海道に行ってきました。
0905は,新学術領域(生合成マシナリ:生物活性物質構造多様性創出システムの解明と制御:及川代表)の「ブレインストーミング会議」に出席するためです。生物情報データベース,とくに植物や微生物のつくる二次代謝/生理活性物質の代謝経路や化合物情報をいかにしてデータベース化するか,それを駆使することによって,どんな新しい研究展開が可能とできるのか,について熱い議論がなされる意義深いものでした。

翌0906日は特別講演会。とくに広川貴次先生(AISTお台場)の講演では,タンパク質相互作用の阻害剤となる分子を,計算機科学を駆使して探し出すという迫力あるものでした。化学もモノづくりも,もう今の時代,計算機なしには立ち行かないなあ...。ため息でちゃいました。研究室一同,異分野をもっともっと勉強しないと...。

2011年9月1日木曜日

藻類研究はじめました


JSTさきがけ「藻類・水圏微生物の機能解明と制御によるバイオエネルギー創成のための基盤技術の創出」に採択されました。

仲間たちも大喜び。「あれ買える!」「コレ買える!」「梅野が傍をうろうろしなくなりそう!」
これからは,シアノバクテリアなどを用いた物質生産にも力をいれてゆきます。
グループ全体で新しい分野を学ぶ機会を得ることが,何よりも嬉しいです。

同じく千葉大工学部の岩坂 正和先生も一緒です。


2011年7月14日木曜日

研究室紹介:


今年は例年に増して簡素化された研究室紹介で、学生諸君も期末テストのあとの重い足取りで、どたばた研究室見学をしてました。そのわりには、私たちの離れた研究室にも多くの学生が来てくれて、今年はこと,「やりがい」がありました。


20分ツアーという段階で既に拗ねていた私は、研究室の仲間たちに全てを委ねました。でも、これが良かった。皆が3年生諸君にリスペクトを払ってよい情報提供をしていたようです。学生が知りたい情報は、先輩にしか伝えられないかも。来年も是非プロデユース頼みたいと思います。


さて、研究室にとって良き仲間をリクルートするのは、最重要課題の一つのはなずなのですが、毎年、学生諸君の前に立つと、何を訴えるべきか困ります。欧米の研究室紹介なら100%コンテンツで押しまくりですが、過去5年、研究内容と分野の魅力ばかり訴えすぎて「どん引き」を積み重ねてきたので、今年は内容については触れませんでした。…でも結局それを訴えないと…消化不良で「溜まり」ますね。そもそもコンテンツを抜かれたら、我々科学者には何が残るのでしょう…(人格?教え方?雰囲気?…塀の中で10年も試験管をふってた我々は、社会常識を全部学び損ねています)。


全国的傾向とも聞きますが、研究室選びが年々コンテンツレス化するのは、智の劣化を助長しているみたいで背任意識があります。我々の発信する情報の質を学生諸君にしっかり値踏みされる緊張感は、学科全ての研究の発展によい影響をあたえるはず。教員が照れあって「うちはいいよお!」と云いづらい状況では、学生に判断基準も、科学技術に思いを馳せる機会も提示し得えない。何か良い仕組みはないものでしょうか...。


学生諸君には、自分のキャリアパスとの整合性を鑑みて、「ああ、ここなら価値ある冒険ができそうだ」と納得してウチの門を叩いてほしいものです。なんたって、縁があるのは2研全体で8名、梅野Gでは最大4名。是非とも、バイオサイエンス/バイオテクノロジーが「面白そう」と思うひとに来てほしいです。