新学術領域「生合成マシナリ」では,天然物化学,生物有機化学,分子遺伝学,バイオインフォマティクスなど異分野の融合により,天然物生合成の「設計図を読み解く」技術体系を確立し,天然物構造多様性を生み出すメカニズムの理解を飛躍的に深めました。数えきれないほどの生合成経路が解明され,無数の新規酵素が発見され,それらの持つユニークな反応機構が次々に明らかにされてゆくのを目撃し,おおいに驚きました。
今回の新領域「生合成リデザイン」(阿部政権?)は,次の段階「新しい設計図を書く」ための新技術体系,学問領域の開拓に展開を図るようです。この分野もココまできたんですね….ここから数年,本当に愉しみです!