2025年9月27日土曜日

先輩からのメッセージ(応化会)...のアフター

卒業生の加藤涼大さん(2024年度修了)と安藤大翔さん(2023年度修了)が,応化会イベントで西早稲田にやってきました. 盛会だったようでよかったです. 先輩たちと*みたくて,後輩たちは昼も夜もずっとソワソワ.... 交流会が終わったあと,20時kick offでヤバい時間まで久々に**ました. 現在の業務のやり甲斐を聞くのは嬉しいです.僕らも負けずに熱く生き(研究し)ましょう!
じつは梅野研,今日は,M2の土曜発表祭でもありました. ちゃんと先輩と飲ませてやるからさ,昼の間はちゃんと議論しなきゃダメだからな...(あと応化イベントもね).
後輩たちへのお土産を忘れてきた安Do先輩は,もう一度やり直し.近日別日に飲むことになりました.

2025年8月23日土曜日

木村友紀博士・ついにイギリスへ出発

木村友紀博士が最後の後片付け(サンプル整理)に研究室にやってきました.

千葉大のiGEM時代から10余年,ずっと梅野研で進化合成生物学の道を極め続けた求道者です.梅野研が早稲田大学に移籍した2021年の先遣隊,すべての苦労を分かち合った戦友でもあります.
この先のキャリアどうするか....やっぱり世界に出るのは美しい正解のひとつ.次のステージをImperial College LONDONMark Isalan研究室に定め(→チョイスがこれまた木村イズム全開ですな...).この人,かなり遺伝子制御回路設計学でもトップランナーでありながら,我々が最近始めた Zinc Finger Proteins研究の草分け的な研究をしていた当該モチーフの権威でもあり....申し分のない修行先ですね.イギリスでも,ますますオタク道を極めてくださいね.
土曜に,お忍びでやってきたキム兄と思いがけなく「さし飲み」チャンス!?.....が叶わなかった吉村くん.渡航前のキム兄に風邪を感染したくないという想い.そしてそれは「キム兄への感謝」が,実験したい気持ちに負けた瞬間でもあったかもしれない.

連日の渡航準備で疲れてそうだったけど,最後のわがままを言って無理やり取り付けた飲み会でした. ん?キム兄,早稲田辞めてえらい若返ったな.... 酒を飲んでもなお続く,師弟(妹)コンビで日本最後のDiscussion.例の原稿,是非とも成仏させましょうね.爺もついてゆくのが大変で.....老体に鞭打ってがんばります.

2025年6月5日木曜日

6/05 イースト使い,冨永将大博士 来る

冨永将大 博士(神戸大)

6月05日2限(54-302)

学術講演会(→ 早稲田大広報HP


酵母人工プロモータのシンプルデザイン

微生物ものづくりの多くは,バクテリア(微生物)か酵母(真核生物)で行われる.とくに酵母は,人類が8000年おせわになってきたため,パスツールの時代から勢力的に研究されきた生物である.また,ヒトを含む真核生物のモデル生物として,医学・生物学研究者による,膨大な知見の蓄積がある.
にもかかわらず,その転写制御系などのラインナップは意外なほど少なく,自由度の高い集積型合成生物学は困難であった.講演者は,「大腸菌でできるすべてを酵母でもできるようにする」をスローガンに,その転写プロモータの再デザイン技術を創ってきた.本講演では,氏の開発した真核生物のプロモータ開発プラットフォーム(→プレスリリース)の仕組みとそれがもたらした設計原理(→プレスリリース)について解説していただくとともに,氏の描く「酵母の大腸菌化」「酵母のヒト化」という生物工学の未来像について語っていただきました.


質疑応答が50分も続く....

〜酵母のプロモータの強度や緊縮性はどのように決まっているのか?
〜研究者はどうして何十年も,ものすごく不自由な遺伝子発現系に甘んじなければいけなかったのか?
〜我々は,どこまで自由にそれをどこまリデザインできるのか?
〜なぜバクテリアにも人にも植物にもウイルスはいるのに,酵母にはそれがないのか....?
〜そして,,,,合成生物学者はどのように基礎微生物学に貢献できるのか..... ?

学生諸君も,研究者の人生について多くを学んでくれたはず.私は,梅野研出身者はどうして,かくも正しき研究努力ができるのか,この謎について考えていました.
あ,そうか.彼らの先生が優れた教育をしたからなんですね, 
納得です.

前夜祭.


2025年5月27日火曜日

7/16 グラフト魔法使い,石原 量 博士 来襲

 7月16日3限〜

石原 量 博士(順天堂大学医学部・准教授)
学術講演会(予定)(場所未定)

なぜmicroCHIPでmicroRNAを検出するとValiosoなのか?


愛と希望を背負ったひとりの拳士!! 
今、最後の戦いの幕が開く!! 
次回、北斗の拳! 
『グラフトよ,永遠に」!

大学院時代,東京電力福島第一原発から海に漏れ出したセシウムを回収する大スケール事業にコアメンバーとして参加し,高性能セシウム吸着剤の実用化に成功した.この輝かしい成功体験の傍ら,「役立ちすぎる化学」のアカデミズム欠如に悩み続ける.結局,その博士時代の全てをかけて,石原青年は,吸着材設計に,あるシンプルな「設計学」をウ打ち立てることになる.自らアカデミズムの扉をこじ開けた石原氏は,理研に移籍し,一転,7桁もスケールダウンしたマイクロ流路の設計学にハマり,メディカルユースの分析デバイス開発に携わる.この研究遍歴を経て独立したこの漢(おとこ)は,一体何を目指すのか.世話人(梅野)には,「ミニプレやPCRみたいなものが生まれた」気がしています....

ちなみに4限には,そのまま流れで講師の生み出した画期的な技術と進化分子工学屋が邂逅して何か新しい技術・学問が生み出せないか,,,「なんか爆誕させるぜHACKERTHON」を開催します.そのあとは当然宴会です.



6/11 ちとせグループ 藤田朋宏 会長 早稲田に降臨

6月11日4限(52-302)

藤田 朋宏 氏(ちとせ研究所 代表取締役)
学術講演会 (→ 早稲田公式HP

バイオベンチャーが創る藻類バイオマス産業
~未来の化学産業~

祭り太鼓が鳴り響けば、血が騒ぐ……
背負った使命(さだめ)、笑って受けてこそ男――
今宵も唄うは、この人.熱き男のこの一曲!

十分な日照量が稼げるならば,藻類を「飼うだけ」で,空気中の二酸化炭素を十二分に固定することができる.この「無料供与」される日光エネルギーで手に入れたバイオマスを炭素源にすれば,化成品や医薬品,そして燃料に至るまで,人類の化学産業要請の大部分に応えることができる.いわば化学産業の「ネガティブエミッション」化.本講義では,この構想の実現に向け,とあるベンチャー企業の描いたスキームと,その技術課題について解説していただく.
いまやアジア最大の時価総額を持つバイオユニコーンに成長した田社長率いるちとせグループは,どのようにして(科学的に)「ただしい夢」に投資を集め,実現してきたのか.藤田社長の起業家としてのあゆみや哲学も披露してもらいましょう.

6/28 シンポジウム「未踏探索の原理と限界」にてシンポジウム講演します

6月28日午後,東京大学 生産技術研究所で開かれる

トヨタコンポン研究所 探査プロジェクト

未踏探索の原理と限界


というシンポジウムにて講演をします,

タイトル(仮)タンパク質にタンパク質を接木する「進化的理由」

私の理系人選択を決定づけたひと,菊池 昇 先生も来られるとのこと,54 - 19 = 35年ぶりに恩師と再会できるのかと想うと,真面目に生きてきてよかったとしみじみ思ってしまう.17歳の僕の人生をめちゃくちゃ変えた恩師のまえでど滑りしないよう,今回は真面目にプレゼンしなきゃ.この歳にして緊張しています.

2025年5月8日木曜日

喜久井町進出(梅Gのシオニズム運動-2)

2025年度,,,早稲田梅野研は,狭すぎる国家に耐えかねて,ついに新天地を求めることにしました.

なかなか素晴らしい場所で(早稲田駅の真上!ワセダなのに静か!),関さんの指揮のもと,着々と建国作業が進んでいます.実質的なボスは,関さんです.

まだ5月8日現在は空っぽですが,こんなに広々としたWasedaを感じるのは,着任以来,初めてDeath.

Fig. わくわくすんなぁ.

まあ綺麗で広くて静かなのはいいんですが,,,,

ショバ代すごくて,,,清水の舞台から飛び降りるなどいう表現では,梅野の眠れぬ夜は到底表現できません.輪ゴムを命綱に,スカイツリーからバンジージャンプする気分Death.