6月11日4限(52-302)
藤田 朋宏 氏(ちとせ研究所 代表取締役)
学術講演会 (→ 早稲田公式HP)
バイオベンチャーが創る藻類バイオマス産業
~未来の化学産業~
祭り太鼓が鳴り響けば、血が騒ぐ……
背負った使命(さだめ)、笑って受けてこそ男――
今宵も唄うは、この人.熱き男のこの一曲!
十分な日照量が稼げるならば, 藻類を「飼うだけ」で,空気中の二酸化炭素を十二分に固定することができる. この「無料供与」される日光エネルギーで手に入れたバイオマスを炭素源にすれば,化成品や医薬品, そして燃料に至るまで, 人類の化学産業要請の大部分に応えることができる.いわば化学産業の「 ネガティブエミッション」化.本講義では, この構想の実現に向け,とあるベンチャー企業の描いたスキームと,その技術課題について解 説していただく.
いまやアジア最大の時価総額を持つバイオユニコーンに成長した藤 田社長率いるちとせグループは,どのようにして(科学的に)「 ただしい夢」に投資を集め,実現してきたのか. 藤田社長の起業家としてのあゆみや哲学も披露してもらいましょう.