2015年7月20日月曜日

熾烈なPeer Reviewプロセスを絵で表現する

High-profile JournalのPee reviewプロセスって,「とうりゃんせ」を越えて,もうなんだかスプラッターな営みです。この風刺絵の通りです。

しかしこの絵には,直してほしい点が2点ある:
1. 多くの学術誌において査読者はAnonymousな存在。どんなに厄介な論敵も,invisibleな相手ほど不気味ではない。この絵には,その恐怖は描かれてない。その拷問道具だけが道の脇に浮いて待ち構えているイメージがより正確である。
2. 掲載の可否が密室で決まること,その判断がarbitraryであるころも,論文を世に出す道程の苦難を倍加させている。これも盛り込んでほしかった。「Accepted」のネオンサインの前に,10mくらいのトンネルがあり,中には地雷が埋まっているらしい。

今回の論文は何度か,そのトンネルで絶命しました….。